世界で唯一のサクソフォーン専門メーカーが生み出すヤナギサワ・サクソフォーン。これまでに培われた技術、つみかさねた経験、新しい創造を求める感性。なにより熟練した人の手と心を注いだ製作姿勢が、世界で絶賛される豊かな “鳴りと響き” に結実しています。プレイヤーの望む音を、プレイヤーの創造を超えて、私たちがお届けします。
プリマ・ヤナギサワが築いた日本の管楽器の歴史
1896(明治29)年 | 日本の管楽器製造のパイオニアとして創立。 |
1954(昭和29)年 | 初のテナー・サクソフォーン、モデル「T-3」製作。プリマ楽器(当時・大橋次郎商店)が柳澤製サクソフォーンの取り扱いを開始。 |
当時の大橋次郎商店の雑誌広告
T-3 |
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1956(昭和31)年 | 12月、アルト・サクソフォーンの第1号モデル「A-3」発売。 |
当時のカタログ
A-3 |
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1965(昭和40)年 | 6月、アルト・サクソフォーン「A-5」発売。 |
1966(昭和41)年 | 2月、テナー・サクソフォーン「T-5」発売。 |
1967(昭和42)年 | 3月、国内初のバリトン・サクソフォーン「B-6」(Low Aキー付)を発売し(完成は1966年12月)、世界の注目を浴びる。 |
当時のプリマ楽器雑誌広告
B-6 |
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1969(昭和44)年 | 3月、国内初のソプラノ・サクソフォーン「S-6」発売(完成は1968年9月)。 |
S-6
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1972(昭和47)年 | High Eキー付ソプラニーノ・サクソフォーン「N-6」発売(完成は1968年12月)。「技術のヤナギサワ」の音がソプラニーノからバリトンまでフルラインアップ。 |
N-6
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このころのラインアップは…
(1974年のプリマ楽器雑誌広告より) N-6、N-6S S-6、S-6S A-40 A-50、A-50S A-オーダーⅠ A-オーダーⅡ T-40 T-50、T-50S B-6、B-6S ※末尾のSは銀メッキ。 ※オーダーⅠは吹込管銀製、オーダーⅡは吹込管テーパー管銀製。 |
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1976(昭和51)年 | 豪華彫刻模様入りモデル(90シリーズ)発売。 |
1977(昭和52)年 | 世界に誇る専門メーカーの音としてソプラニーノからバリトンまでの5機種、15モデルを楽器フェアで発表展示。 |
1978(昭和53)年 | 8月、高度な技術を凝縮した「エリモナ80シリーズ」全10機種を発売。 |
エリモナ80シリーズ
N-80、N-80S S-80、S-80S A-80、A-80S T-80、T-80S B-80、B-80S |
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1980(昭和55)年 | 国内初のカーヴド・ソプラノ・サクソフォーン完成。 |
SC-80
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1982(昭和57)年 | 11月、「エリモナ88シリーズ」アルト、テナーの4機種を発売。 |
A-88、A-88S
T-88、T-88S |
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1983(昭和58)年 | 6月、「エリモナ88シリーズ」Low B♭キー付バリトン、Low Aキー付バリトンを発売。 |
B-88B、B-88BS(Low B♭キー付)
B-88、B-88S(Low Aキー付) |
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1985(昭和60)年 | 世界初のデタッチャブルネック仕様のソプラノ・サクソフォーン「S-88」を発表、技術レヴェルの高さを世界に証明。 |
S-88、S-88S
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ハードラバー、メタルの各種マウスピースを新発売。 | |
ハードラバー
ソプラノ:#5、#7、#9 アルト:#4、#5、#6、#7、#8 テナー:#5、#6、#7、#8 バリトン:#5、#7、#9 メタル ソプラニーノ:#5、#7 ソプラノ:#5、#7、#9 アルト:#6、#7、#8、#9 テナー:#6、#7、#8、#9 バリトン:#5、#7、#9 |
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オプション用の吹込管ラインアップを発表。 | |
アルト、テナー、バリトン用に、それぞれ
#64(ブラス製、ラッカー or 銀メッキ仕上) #65(ブラス製、ラッカー or 銀メッキ仕上) #66(ブラス製、ラッカー or 銀メッキ仕上) #95(純銀製、ラッカー仕上) #100(ブラス製、金メッキ仕上) |
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1987(昭和62)年 | 管体銀製モデルを海外で発売。 |
1990(平成 2)年 | 8月、90、99シリーズのソプラノ、バリトンを発売。 |
エリモナ・シリーズ
S-99、S-99S SC-90、SC-90S B-99、B-99S B-99B、B-99BS サンシティ・シリーズ S-90、S-90S B-90、B-90S |
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1992(平成 4)年 | 2月、国内初の管体銀製シルヴァーソニックモデル993、ソプラノからバリトンまで4機種を発表、銀特有の音色の美しさをアピール。 |
S-993
A-993 T-993 B-993 |
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9月、アルト、テナーの90シリーズ4機種を発売(「A-90」「A-90S」「T-90」「T-90S」)。 | |
1993(平成 5)年 | 2月、アルト、テナーの99シリーズ4機種を発売(「A-99」「A-99S」「T-99」「T-99S」)。 |
1995(平成 7)年 | アルト、テナーを、一歩先を行く機能を備えより使いやすさを進歩させた「90μシリーズ」「99μシリーズ」にモデルチェンジ。 |
A-99μ A-90μ
T-99μ T-90μ |
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1996(平成 8)年 | 8月、真鍮製金メッキ仕上げの指掛&拇指台「サムの魔法使い」新発売。 |
「サムの魔法使い」
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1997(平成 9)年 | 4月、90μシリーズにゴールドプレートネックとサムの魔法使いを特別装備したアルト、テナーの「90μ Limited'97」を限定発売。 |
A-90μ Limited'97
T-90μ Limited'97 |
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8月、新製品リガチャー「魔法のリガちゃん」(ソプラノ用、アルト用、テナー用)発売(バリトン用は後日発売)。 | |
1998(平成10)年 | 世界に先駆けて「丹銅」を素材にしたブロンズブラスモデルを発表、独特のエレガントな音で世界のプレイヤーの称賛を浴びる。 |
S-992
A-992 T-992 B-992、B-992R |
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機能性と使用感に優れた991、901シリーズ誕生。 | |
901シリーズ
S-901、S-901S SC-901、SC-901S A-901、A-901S T-901、T-901S B-901、B-901S、B-901R、B-901RS 991シリーズ S-991、S-991S、S-991GP A-991、A-991S、A-991GP T-991、T-991S、T-991GP B-991、B-991S、B-991R、B-991RS シルヴァーソニック S-9930 A-9930 T-9930 B-9930 |
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1999(平成11)年 | 2月、総管体銀製シルヴァーソニック アルトA-9937発売。 |
A-9937
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3月、アルトとテナーの「901 Special」と「901 Limited '99」を限定発売。 | |
A-901 Special
T-901 Special A-901 Limited '99 T-901 Limited '99 |
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7月、ソプラノ「S-901 Special」を限定発売。 | |
2000(平成12)年 | 3月、総管体銀製シルヴァーソニック テナーT-9937発売。 |
T-9937
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ブロンズブラス製金メッキ仕上992GPシリーズ発表。 | |
3月、アルトとテナーの「901 Special」と「901 Limited 2000」を限定発売。 | |
A-901 Special、A-901 Special SP
T-901 Special、T-901 Special SP A-901 Limited 2000 T-901 Limited 2000 |
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8月、バリトンの最高峰と呼べるB-9930BSB完成。 | |
B-9930BSB
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12月、アルトA-901にベロア風金メッキを施した「A-901 Velour G」とベロア風銀メッキを施した「A-901 Velour S」を限定発売。 | |
A-901 Velour G、A-901 Velour S
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2001(平成13)年 | 3月、アルトとテナーの「902 Special」と、901にブロンズブラス製ゴールドプレートネックとコパー製サムフック&サムレストを装着した「901 Limited 2001」を限定発売。 |
A-902 Special
T-902 Special A-901 Limited 2001 T-901 Limited 2001 |
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10月、ソプラノ、アルト、テナーの992PGP(ブロンズブラス製ピンクゴールドメッキ仕上)を発売。 | |
S-992PGP
A-992PGP T-992PGP |
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12月、アルト「A-901Ⅱ」「A-901ⅡSP」、テナー「T-901Ⅱ」「T-901ⅡSP」発売。 | |
2002(平成14)年 | 4月、A-992にブロンズ製ピンクゴールドメッキ仕上のネックを装備したA-992PGPSを限定発売。 |
A-992PGPS
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6月、カーヴドネック固定(半田付)タイプのソプラノ「S-902R」を限定発売。 | |
S-902R
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8月、アルト、テナーの「High F♯キーレスモデル」受注生産開始。 | |
10月、総管体銀製シルヴァーソニック ピンクゴールドメッキ仕上至高の楽器9937PGPシリーズ誕生。 | |
A-9937PGP
次に T-9937PGP S-9030PGP その後 S-9930PGP |
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  | 12月、クラスを越えたブロンズブラスの表現力で高く評価されるアルトA-902発売。 |
2003(平成15)年 | 1月、好評アルトに続き、音楽性の高いブロンズブラス製テナー「T-902」発売。 |
A-902
T-902 |
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3月、アルト、テナーの991にピンクゴールド仕様のアッパー・スタイル・ネックを装備した「A-991PGPS」と「T-991PGPS」を限定発売。 | |
2004(平成16)年 | 11月、カーヴド・ソプラノ「SC-991」「SC-992」発売。 |
SC-992 SC-991
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2005(平成17)年 | 11月、発売元プリマ楽器創業60周年記念モデルとして、アルト・サクソフォーン14Kネックを限定発売。 |
プリマ楽器創業60周年記念モデル
アルト・サクソフォーン14Kネック |
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2008(平成20)年 | 12月、カーヴド・ソプラノ「SC-9937」発売。 |
2013(平成25)年 | 12月、アルト・サクソフォーンA-WOシリーズ発表。2014年1月発売。 |
2015(平成27)年 | 1月、テナー・サクソフォーンT-WOシリーズ発表。3月発売。 |
2017(平成29)年 | 6月、ソプラノ・サクソフォーンS-WOシリーズ発表。9月発売。 |
2018(平成30)年 | 7月、バリトン・サクソフォーンB-WOシリーズ、カーヴド・ソプラノ・サクソフォーンSC-WOシリーズ発表。9月発売。 |
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2019(平成31)年 | 3月、新リガチャー「Yany SIXS(ヤニー・シクス)」発売。 |
2019(令和元)年 | 7月、ネック止めネジ「Yany BooStar✧(ヤニー・ブースター)」発売。 |
2021(令和3)年 | 9月、新リガチャー「Yany Ligature(ヤニー・リガチャー)」発売。 |
10月、「ヤナギサワ・ダブルケース」発売。 | |
2022(令和4)年 | 6月、新オプション・ネック「Kzシリーズ」発売。 |