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楽器としてピッチ設定可能な12穴式オカリーナを世界に先駆け完成させたアケタは、1928年以来の長い伝統を持ち、そのオカリーナは世界で広く愛用されています。
「音」にこだわり続けて90年—。アケタオカリーナは、良質な土を厳選して原料とし、成形から色づけまで、熟練した職人がひとつひとつ手作業で丁寧に仕上げています。そしてオカリーナの最大の魅力である美しくまろやかな「オカリーナらしい音」を実現させるために、水分を多く含む良質の土を素材に、低温で素焼きしています(水分の少ない土や高温で焼き締めた硬い材質のものは内部の音の反響が鋭くなり、音の丸みややわらかさ、温かさから離れていってしまうからです)。この手間とこだわりが、やわらかく味わい深い、土の温もりの音を生み出しています。
これらのオカリーナはどれも丸みを帯びたさつまいものような形で、楽器の表側には10個の、裏側には2個の指孔があり、1オクターヴ+短6度(半音を含め21音)、T-12C は1オクターヴ+減5度(半音を含め19音)の音を出すことができます。
素材も、形や指孔の位置も、すべては「オカリーナらしい音」を求めて試行錯誤を繰り返し得られた最良の結果。その美しく澄んだこの楽器独特の音色は、オカリーナの真髄とも呼ぶべき味わいを持っており、多くの方々から絶大な評価をいただいています。
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オカリーナは通常、そのひとつひとつの音域が狭い楽器です。それを補うためにさまざまな音域・調子の楽器が作られており、クラシックやジャズ、ポピュラー音楽や民族音楽など、幅広いジャンルの音楽に用いられています。
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以上の異なる調子と音域を持ったスタンダード器種10種類と、高級器種『R(アール)』5種類、最高級器種『New MAESTRO(ニュー・マエストロ)』、『New maximaal(ニュー・マキシマール)』、『New Amabile(ニュー・アマービレ)』、そして、さまざまな特徴を持った特殊管も制作しています(調律はすべて、A=442Hz)。
どのオカリーナも、持ち方や運指は基本的に同じです。お好みに合わせて楽器をお選びいただき、独奏からオカリーナ同士の合奏、他の楽器とのアンサンブルまで、幅広くお楽しみください。
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アケタオカリーナでは、素材も、形や指孔の位置も、すべては「オカリーナらしい音」を求めて試行錯誤を繰り返し得られた最良の結果であると、こだわりと信念を持って継承・制作しております。しかし、好みや求められるものの多様化にお応えするため、このたび、指孔の位置を変更したオプショナル運指の「X(Extra)モデル」を5器種限定で制作開始いたしました。
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T-1CX(ソプラノ)
T-3GX(ソプラノ)
T-2FX(ソプラノ)
S-5CX(アルト)
T-5CX(アルト)
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通常、右手人差し指の中節で塞ぐ位置にある、いわゆる「最低音・ラ」の指孔を、左手中指を用いて塞ぐ位置に変更したものです。
このモデルが加わったことで、より多くの方に、アケタオカリーナの持つ「オカリーナの神髄」とも呼ぶべき味わい深い音色をお楽しみいただけるようになりました!
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アケタオカリーナには、1つの吹き口と、表に10、裏に2の指孔がありますがあります(指孔以外にも、調整孔がある場合がございます)。
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吹き口から息を吹き込むと、空気がウィンドウェイ(吹き口から歌口までの息のとおり道)をとおり、歌口(エッジ)にあたります。すると空気の流れが上下に分かれて気流を起こし、楽器内部の(空洞の)空気全体が一体となって振動し、音が出ます。
音の高さは、楽器内部の(空洞の)容積によって決まります。アケタオカリーナにはさまざまな音域(種類)の楽器がありますが、大きな楽器ほど音域は低く、小さな楽器ほど音域は高くなります。
そしてそれぞれの楽器は、指孔(トーンホール)を開閉することで音の高さが変わります。すべての指孔をふさぐと最低音が鳴り、指孔を開けると、楽器内部の空気が逃げていくため内容積が小さくなり、高い音が鳴ります。
さらに、音の高さは演奏者の息圧差によっても差が生じます。そのため、それぞれの楽器に合った適正な息づかいで吹くことも大切です(息を強めるとピッチが高く、弱めると低くなります)。
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また、楽器の音色は、その材質や形によっても大きく異なります。たとえば音域の近い2種類のアケタオカリーナ T-3G と T-2F を比較してみると、細長くシャープな形の T-3G からは、鋭くクリアな音色、丸みを帯びふっくらとした形の楽器 T-2F からはやわらかくまろやかな音色が得られます。
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