|
|
吹くときは楽器をあまり深くくわえすぎないように、またおちょぼ口にもなりすぎないように、タンギング(舌の使い方)のきめやすい位置に軽くくわえ、空気が絶対もれないように口の両脇をよく締めます。そして口笛や小鳥のさえずりなどに近い感覚で、口先・舌先で歌を歌うように吹いてみてください。
|
|
|
|
オカリーナの奏法は、フルートやトランペットなど他の西洋楽器の奏法(息づかい)とまったく同じわけではありません。息を強く吹き込みすぎると、音の高さが半音ほども上がってしまったり、音が割れたりします。そのような場合は、やさしくそっと吹いてみてください。オカリーナの音をキレイに出すためには「一定の息をやさしく吹き込むこと」がコツです。逆に息が弱すぎると思われる場合は、少しだけ強めの息で吹いてみてください。
|
|
|
|
高音域の演奏は、オカリーナの持ち方(支え方)が重要になります。オカリーナがしっかりと支えられていないと、息の流れが安定せず、音が出にくくなります。
高音のミ、ファは、構造上、正面から吹いても音が出にくいことがあります。そのときは、イラストのようにオカリーナの歌口を胸に近づけるように傾けて吹いてみると、音が出やすくなるでしょう(音域が低い楽器ほど、この傾向は顕著になります)。 |
|
その際、息を吹き込む角度、吹き込むスピードを変えて吹いてみるのもいいでしょう。それでも音が出ないときは、逆に楽器を少し持ち上げるなどしてポイントを探してみてください。必ず音の出る位置があるはずです。それが、そのオカリーナの高音のミ、ファを出す正しい位置です。 |
|
|
|
|
ウィンドウェイ(吹き口から歌口までの息のとおり道)の結露、または唾がたまっていることが原因であれば、思いっきり息を吹き込んでみてください。
また、ゴミが詰まって音が出なくなっている場合は、慎重に、ゴミだけを取り除いてください。オカリーナは少しでも破損すると音が出にくくなる、または出なくる可能性がありますので、ご注意ください。
|
|
|
|
アケタオカリーナは陶製のため、硬い床などに落とすと割れてしまうことがあります。慎重に、丁寧にお取り扱いください。
オカリーナを吹いた後は、乾いた布で楽器を拭いておきましょう。また楽器が汚れた場合は、固くしぼった布で汚れを拭き取り、その後乾いた布で拭いてください。水洗いは厳禁です。
吹き口から歌口にかけては、オカリーナの心臓部ともいうべき重要な部分です。傷つけてしまうと音が変わったり出なくなったり、楽器として機能しなくなる可能性がありますので、細心の注意を払ってお手入れを行ってください。
|
|
|
|
アケタオカリーナは、水分を多く含む良質の土を素材とし、低温で焼いて作られています。この素焼きの状態のままでは楽器に直接口をつけて吹くことができないため、その上に色を塗り、さらにその上から耐久性を持たせるためにラッカーを塗り、最後にウレタンを塗って完全に乾かしてあります。
オカリーナが新しいうちは、このウレタンのにおいが気になるかもしれませんが、ウレタンの使用は法律によって定められたことであり、安全のためには必ず必要なことです。
アケタオカリーナは食器などに最もよく使われている最高級塗料ウレタン仕上げのため、はじめのうちはにおいがしたとしても、高い安全性が確保されています。このにおいが完全にとれるまでには、最長で1ヶ月ほどかかることもあります。早くにおいをとるためには、ケースから出して、楽器本体を外気にさらすようにしてください。
|
|
|
|
初めてオカリーナを手にする方やオカリーナの基礎を身につけたい初心者の方を対象に、アケタオカリーナの制作者でありジャズ・オカリーナ奏者でもある明田川荘之が、毎月第2日曜日に「一日マスター講習会」を開講しております(ご予約は必要ありません)。
[日時]毎月第2日曜日 午後3時30分〜午後6時
[講師]明田川荘之(変更になる場合もございます)
[会場]アケタの店(東京都杉並区)
詳細は、こちらをご確認いただきますようお願いいたします。
> オカリーナ一日マスター講習会について
> 講習会のスケジュール・内容について(毎月第2日曜日)
|